瞑想のススメ

 

次におすすめなのが超越瞑想とよばれる瞑想になります。
リラックス法と同じく日に2回(朝と夕方)、快適な空間で、15分〜20分ほど目を閉じて座って行う、とても簡単な方法になります。
普段は、わたしたちはなんらかの努力をしています。その努力は願望を叶えるためであって、こころ、神経系、目や耳などの感覚器官、そして手や足などの行動機関を使っています。
こうした努力は、なんらかの緊張をともなって小さくてもこころや神経系にストレスが生じています。
瞑想は、こうした日常の緊張から離れて、完全にリラックスして、わたしたちの意識が純粋性を体験して、そしてこころのストレスを浄化するための方法なのです。
瞑想による意識の体験は枠のない、純粋な意識そのものの体験になります。
ここでいう、枠というのはわたしという個別性、すなわち自我のことになります。
つまり、瞑想は、自我というストレスの根本的な原因である枠を超越して意識が純粋なそれ自身になるためのとてもシンプルな方法なのです。
わたしという枠がない体験はとても大きな喜びを与えてくれます。たしかに、生きることはわたしという主体があってのことですが、このわたしがあるからこそ、それを守れないとストレスを受けて、なっとくができなくなってしまいます。
しかし、瞑想によって枠を超えて大きな喜びを繰り返し体験しますと、個別的なこころを持ちなあがら、その大きな喜びのなかに、さまざまな日常の体験が溶けてしまうようになり、自我を守らなくては、という緊張がなくなっていきます。
これが、もっとも感情がおだやかな状態で大きな喜びのなかで、自我が完全に安心している状態です。
じぶんはこうでなくてはいけない、このようにひとに見られたい、このように努力しようなどの思いはすべて自我というわたしを創り出している要素であって、概念になります。
しかし、自我が大きな喜びのなかで完全に安心すると、そうした考えが浮かんでも、とても柔軟に対応することができるようになり、こうあるべき、こうでなければ、という思い込みが薄らいでいくのです。
こうした方法で得ることができるリラックスしているところの特徴は4つあります。

 

ひとつめは直観が働くようになることです。
直観は瞬時にものごとの本質をとらえる能力であり、リラックスした状態のこころが持つ、より洗練された知能のことです。
直観が働くようになりますと、ひとはなにかとなにかを比べることがなくなっていって、そのものに対する親しみが増していくために、そのときどきを楽しむことができるようになります。
これがふたつめの特徴になります。
そして、楽しむことができるようになると、ひとはじぶんとは違うものを遠ざけたり、避けたりしなくなってむしろ哀れみのこころが育って、こころの幸福が大きくなるのです。これが3つ目と特徴。
そして、幸福が増すと、ひとに依存したり、頼ったりしなくなっていき、自立性が育って、やがて願望の達成が早くなっていくのです。これが4つ目の特徴になります。
@直観が増える。
Aそのときどきを楽しむことができる。
B幸福が大きくなっている。
C願望の達成が早くなっている。
という、4つの特徴がこころが成長している証であり、これらはこころがリラックスすることで、可能になっていくのです。